パソコンによるフリッカー疲労測定システム(FMH Safety)
1. 医療分野や介護分野で従事されている皆様の日々の疲労の蓄積は、業務の効率や精度の低下が考えられます。疲労は皆様の健康にも関連する重要な課題であり、ご自身の疲労を把握し自己 管理することは、医療現場でのヒューマンエラーの防止および健康増進に寄与する要件であります。
2. 疲労の蓄積に伴い、体の様々な機能が変化します。その中で、視覚機能の変化を計測するのがフリッカー値計測法です。点滅光のちらつき知覚の閾値(フリッカー値)は、疲労の蓄積とともに減少 する性質を持っています。このフリッカー値の疲労蓄積とともに閾値が減少する性質を用いて、疲労の客観的計測法として利用できることが知られております。
3. これまでフリッカー値の計測には、専用機器が必要でしたが、当社が販売しているパソコンによるフリッカー疲労測定システム(FMH Safety) はパソコン等の汎用機器を用いて、ソフトウェアで、医療従 事者の方々のフリッカー値計測(疲労計測)を行います。
4.運用方法について
1) フリッカー値の計測:
一例としては、疲労測定システムが必要とされる部門にパソコンを一台設置し、希望者が自己管理のもとで運用する方法があります。
・50秒程度/1回
・2回/1日
2) フリッカー値の評価:・日々継続してフリッカー値の変化を調べます。標準状態の値(標準値)に対して、計測したフリッカー値が、どの程度減少しているかで、疲労状態の評価が行われます。
・個人内での相対変化で、標準値に対して周波数換算でフリッカー値5%の減少で、視覚刺激に対する反応速度の15%の減少、フリッカー値10%の減少で、クリペリンテストの大幅な減少大皮質機能の大幅な低下)の減少が報告されています。
・フリッカー値を計測することで、ご自身の疲労状況を客観的に数量的に把握することが可能となります。
・運輸業での実証実験から、フリッカー値の低下とヒヤリハットの発生が相関関係を有することが報告されております。
フリッカー値が減少する → 疲労が蓄積している
→ 休養が必要になる
5. 特徴と効果について
・医療現場で連続の勤務に伴う疲労の蓄積を、毎日のフリッカー値の計測で把握することが出来ます。
・特に、土日の休日の適正な疲労回復の状況を確認することができます。
・フリッカー値を計測することでの疲労状態の把握を通じて、適正な労務管理、ヒヤリハットの減少および防止、さらには健康増進を実現します。
※フリッカー値と疲労には関連性があり、高頻度に点滅する光がちらついて見える限界の頻度値のことです。
パソコンによるフリッカー疲労測定システム(FMH Safety)
メーカー 株式会社トライプロ
販売元 ブルー・ベルソフトコンサルタント株式会社 仕様 ■ 本体:ディスクトップPC
OS : Microsoft Windows11 Home 64bit以上
CPU : CORE i5プロセッサー
メモリー : 8GB
ハードディスク : 1TB
■ 23インチワイド 液晶モニタ(ブルーライト低減,ちらつき防止機能)
■疲労測定ソフトウェア(FMH Safety)
販売価格 ¥360,800(税別)¥396,880(税込み)